沖縄リベンジ! 久米島編3沖縄リベンジ! 久米島編3期間:~10月26日(金)~ (3日目) いやぁ~、今日も朝からピーカン晴れ!! 久米島にやってきてから今日で3日目。すっかり、ここでの生活になじんでしまった。 さぁ、今日はいったいどこに行こうかな? 高里マリンスポーツクラブ 今日のダイビング1本目は「小学校前」と言うポイントである。 昨日の海中鍾乳洞ほど長いものではないが、ここにも洞窟(ホール)がある。一気に潜行 して、ホールの下側の穴から入ると中はかなり広くなっている。運が良ければ魚の大群が 渦を巻いて泳いでいて、ホールの上部から差し込む光のカーテンと相まって、幻想的な 風景が見られるのだが、残念ながら群がいなかった。しかし、相変わらず透明度が良く 生物が豊富にいるので大満足。アカホシサンゴガニ、セジロクマノミ、メガネゴンベ、 カスミチョウチョウウオ、ヤマシロベラなど。遠くにギンガメアジがいたらしいが、私は 残念ながら見逃していた。くやし~!! 一本目を終えた私は、島巡りをするために向かいのホテルでレンタル自転車を借りた。 本当は原付バイクを借りたかったけど、免許証を忘れてしまったので借りれなかったのだ。 「いや、でもこの広い島を、己の肉体を駆使して自転車で走り回れば、思い出を体に 刻みつけることが出来るはず。」そう思って、私はにわかチャリダーになったのだった。 (まぁ、単なる言い訳なんですけど・・・(^^ゞ) やって来たのは、宿から自転車で10分くらいの所にある「ウミガメ館」。マリンブルーの 海に架かる、連絡橋を渡った奥武島にある。この橋から見る海の眺めがとってもきれい。 施設内には、亀の生態を説明したパネルやビデオシアターなどがあるが、なんと言っても イチ押しは、稚亀の水槽。手のひらほどの大きさの稚亀が、じたばたじたばた泳いでいる 姿や、木の葉に擬態して浮かんでいる姿は、見ていてぜんぜん飽きない。かわいいよぉ~! 今日のダイビング2本目は「トンバラ」という、久米島を代表するポイントで、沖合に 大きな岩がそびえている無人島。その日の潮の流れによって、潜る位置を変えていて 実は、昨日の2本目は北側に潜っていたのだ。そして今日は西側に潜る事になった。 船から下がっているアンカーロープに沿って潜行して、-20mくらいの底で集合。そこから ガイドについて島の周りを泳いでいくと、いきなり、前方のガイドが猛ダッシュ! むこうの方で、なにやら生物を追い込んでいるようにも見えた。しばらくすると、それは 私たちの方にやって来た。 「サメだ!」 もちろん、襲ってこないサメという事は解っていたが、本能的に体が動かなかった。 その行く手を遮る事が出来ず、私たちの目の前を泳ぎ去っていった。 戻ってきたガイドのホワイトボードには「ホワイトチップ」と書いてあった。 海から上がって再び島内巡りに出発。また午前中と同じレンタル自転車を借りた。 まずは仲里郵便局へ。昨日、お金を引き出しに行ったときに、沖縄の絵はがきがあったので 買おうとしたが、久米島の絵はがきは品切れだった。「あらぁ~残念(´ヘ`;)」と帰ろうと する私に、「他の郵便局にありますから。」と、わざわざ電話して取り寄せてくれてたのだ。 その心遣いが、とても嬉しかったです。 久米島に移住した方による「久米島だより」 とりあえず半時計回りに、ぐるっと島を巡ってみることにした。 昔の民家や石垣が残る街並みを、自転車でのんびり走っていくと着いたのはユイマール館。 建物の中に入って、久米島紬を実際に織る姿を目の前で見学させてもらった。 「へぇ~、こうやって織るんだぁ。」 作っている皆さんが真剣に作業をしているので、お話を聞くことは出来なかったけど、 初めて見る作業場の光景は、私にとっては新鮮に感じました。 (あれっ?入館料、払わなかったけど良かったのかな?) 夕食までは時間があるので、さらに島の反対側をめざそうとしたが、目の前は長い坂道。 やめよぉ~かなぁ~とも思ったが、島一周を目指すため意を決して坂道を上りだした。 しかし、上がっても上がっても続く坂道はレンタル自転車(ママチャリ)には辛い。 自転車から降りて押しながら歩いた。途中、道路工事のおっちゃんに応援を受けて、 やぁ~っっと坂を上がりきったときには、すでに夕焼け空になっていた。 「一周は無理だなぁ~。時間が無いや。」 諦めて引き返そうとした時に見えたのが、風力発電の風車だった。 「じゃ、あれを見て戻るとするか・・・。」と、島一周道路から農道にそれていった。 風車があるところは、島のほぼ山頂付近なので眺めがいい。もしや、穴場の絶景ポイント? のんびり景色を眺めたり、夕日を背にそびえ立つ風車を撮ったりしているうちに、辺りは すっかり暗くなってきた。 やって来た農道を引き返しているつもりだったが、何か景色が違う。 「来たときに、セメント工場なんて見なかったよな・・・?」 うす暗い農道ですっかり迷ってしまい、元の道にも戻れなくなってしまったのだ。 周りは、どこを見てもすべてサトウキビ畑で、右も左もわからないっ! 「あっ・・・、このまま遭難するのかなぁ~~?」と絶望感に浸っていると、背の高い サトウキビ畑の向こうから、ぽっかりと月が見えてきた。 「そうだ! 月の方向に進めば宿に着くはず。」 宿がある仲里村のイーフビーチは、島の東側だったことを思い出した私は、月の方向に 自転車を走らせていった。真っ暗な坂道を下って上って、また下って進んでいくうちに やっと街の灯りが見えてきた。降りていくと、そこは隣村の具志川村。ホタル館の近くだった。 ユイマール館から島を上りはじめて、まったく反対側に降りてきてしまったのである。 それにしても、無事に帰れてよかった・・・。(^。^;)ホッ ←2に戻る 4に進む→ |